忘れられない恋

私の名は木栖 結空《きすみ ゆあ》、18歳。

高校時代に付き合っていた一つ上の彼を今、

思い入れの場所だったこの公園で待っている。



彼が一つ先に高校を卒業した日、

まだお互いが好きだったら、

この場所で私が卒業してからの今日だった記念日の日に、

また逢おうと口約束をしたのだけど、

彼は一向に来る気配を見せない。



あれから一年と3月が経過してることもあり、

次第に考えは悪い方へばかり働いていく。



こんなこと考えたくないけど、

忘れてなんかりしてないよね?


それとも、



他に好きな人でもできてたりして……



私は反射的に頭を大きく横へ振った。


また逢ってやり直せると、そう思い描いていたはずなのに……



だけど、

彼は一向に私の目の前には現れてくれやしない。


なんで……、なんでなの?



私だけが今日という日を待ち望み、

ずっとあなたのことを思い続けていただけなのかな?



不安な気持ちだけが強くなり、

時間だけが刻一刻と過ぎていった。