店から出ると、二人は話しだす。
「お前、まだ結空ちゃんのこと好きなの?」
海斗は唐突に問いを投げかけた。
「はァァ?いや……好きっつうか、なんていうか。来なかったんだぜ?あの日……向こうが冷めてんのに、今更好きにはならねえよ」
俺は自分の気持ちが正直、分からないでいた。
未練があるのか?
まだ好きなのか?
答えが見つからない。
「まあ、普通はそうだよな!俺も仁と一緒の考えだわ。でもよ、懐かしいよな?」
「え?何が?」
「高校時代だよ」
「何で?」
「だって、あんだけ仲良しで、お似合いだったカップル、お前らぐらいだったじゃん!また再会して付き合ってさーー。結婚まですると思ってたのに、結ばれなかったのがホント残念でよーー」
海斗は少し寂しそうに夜空を見上げていた。
「はは、昔はな!俺もあの日、再会して幸せな日々が戻ってくると思ってたよ。でも、なんでこうなったかなーー?わかんないもんだね」
俺も同じく夜空を見上げ、考え込む。
答えてくれない夜空の星。
二人はしばらく昔のことを思い出した。
「じゃあ、また来週の日曜日な」
海斗は酔いも覚め、俺に手を振る。
「おう!今度は連れてこいよ彼女」
「はいよ、非リア充くん」
「は?うっせェ、誰が非リア充くんだ?彼女居なくても十分、リア充だわ」
俺は海斗に言われたことに対してムキになるも、何だか懐かしさの方が強くて、自然と笑みが溢れる。
確かに高校の時と立場が入れ替わり、非リア充と言われてもおかしくない。
だって、海斗には半年前に彼女ができ、リア充なのだから。
生涯片想い宣言をしていた海斗の彼女は誰なのかというと、
それは何と……ずっと友達の関係性を保ち続けていた、あの中島さんだった。
まさか海斗と中島さんが付き合うとは、
誰も思わなかっただろう。
俺は驚きと同時に海斗と中島さんが付き合ったことを心の底から喜んだ。
ホント人生、何が起きるか分かんないね。
それなのに、俺の人生どこで変わっちゃったんだろう。
俺と海斗は解散し、家に帰って行った。
「お前、まだ結空ちゃんのこと好きなの?」
海斗は唐突に問いを投げかけた。
「はァァ?いや……好きっつうか、なんていうか。来なかったんだぜ?あの日……向こうが冷めてんのに、今更好きにはならねえよ」
俺は自分の気持ちが正直、分からないでいた。
未練があるのか?
まだ好きなのか?
答えが見つからない。
「まあ、普通はそうだよな!俺も仁と一緒の考えだわ。でもよ、懐かしいよな?」
「え?何が?」
「高校時代だよ」
「何で?」
「だって、あんだけ仲良しで、お似合いだったカップル、お前らぐらいだったじゃん!また再会して付き合ってさーー。結婚まですると思ってたのに、結ばれなかったのがホント残念でよーー」
海斗は少し寂しそうに夜空を見上げていた。
「はは、昔はな!俺もあの日、再会して幸せな日々が戻ってくると思ってたよ。でも、なんでこうなったかなーー?わかんないもんだね」
俺も同じく夜空を見上げ、考え込む。
答えてくれない夜空の星。
二人はしばらく昔のことを思い出した。
「じゃあ、また来週の日曜日な」
海斗は酔いも覚め、俺に手を振る。
「おう!今度は連れてこいよ彼女」
「はいよ、非リア充くん」
「は?うっせェ、誰が非リア充くんだ?彼女居なくても十分、リア充だわ」
俺は海斗に言われたことに対してムキになるも、何だか懐かしさの方が強くて、自然と笑みが溢れる。
確かに高校の時と立場が入れ替わり、非リア充と言われてもおかしくない。
だって、海斗には半年前に彼女ができ、リア充なのだから。
生涯片想い宣言をしていた海斗の彼女は誰なのかというと、
それは何と……ずっと友達の関係性を保ち続けていた、あの中島さんだった。
まさか海斗と中島さんが付き合うとは、
誰も思わなかっただろう。
俺は驚きと同時に海斗と中島さんが付き合ったことを心の底から喜んだ。
ホント人生、何が起きるか分かんないね。
それなのに、俺の人生どこで変わっちゃったんだろう。
俺と海斗は解散し、家に帰って行った。


