忘れられない恋

私がご飯を作ってる最中に、突然後ろから抱きしめてくれたよね。


よく愛情表現で抱きしめてくれたり、髪を撫でたりしてくれるの嬉しかったよ。



『ありがとう毎日、ご飯作ってくれて』



北斗の素直な言葉と言動が本当に嬉しかったよ。


私が風邪で寝込んでいる時だって、出来もしない料理を一生懸命作ってくれたよね。



だけど、どれだけ自分の指を傷つけるつもりなの?


不器用なくせして頑張る北斗にたくさんの絆創膏を指に貼ってあげたよね。


最終的にどっちが看病してもらってるのか、分からなくなってたよ。



それでも、頑張って作ってくれたお粥は、今でも忘れないぐらい美味しかったよ。