このルールの送信とともに開設されたゲームのグループライン。

ルールがあるなんて恐ろしい…

すでに彼氏がいるものも参加していい……



いやいいのかよ。


絶対良くないでしょ。え、よくないでしょ。

てかいじめの対象とか…えぐすぎだって。

なんてものに加入してしまったのかと今更ながら後悔する。

でも、入ったからには勝ちたいよなぁ。

せっかく久しぶりに恋愛ができるかもしれないし。

というか相手を小鳥遊先輩にするところがまた難易度高いよなあ…

小鳥遊先輩は来るもの拒まず去るもの追わずという俗にいう女泣かせの遊び人だ。

小鳥遊先輩を相手にしたら、なんだか遊ばれて終わりそうだけど。

だからこそ選んだのかな。

人選成功なのか失敗なのかまったくわからない。

「馨ー、馨も参加した?」

「えっ、あ、うん…。なんかルールとか怖くない?」

「だよね。なんか厳しいっていうか」

「私抜けたいな…本当はね、他に好きな人がいて。」

「えっ、そうなの?それは…やばくない?」

こんなゲーム男子側から見てみたらくだらないと思われるだろうし、できることなら入りたくなかっただろうなぁ。