「あー、だるい。」

独り言を呟く。恐らくこの小声じゃぁ、聞こえないだろ。そう思った。

「だるいなら俺のチームに入らないか?」

そう言い放った男の方を見た。確か、雷閃の総長だっけ?やべぇ。忘れてた。でも、こいつの気配はなかった。

「は?名を名乗れ。」
「若村空廉(わかむら あれん)だ。管理人と、言ったな。」

面を外しながら、自分の名前を言う。
空廉、か。いい名前だな。
「嗚呼。元零回の姫。片平千夏だ。」

元零回の姫と言う単語にビックリした表情をした空廉と名乗る男。雷閃の総長さんが、なんの用かな。まだ、ストレス発散が出来てないのに。

「もし、良かったから雷閃の姫にならないか?」
「は?どうゆう事だ?」
「一緒に零回を潰さないか。という話だ。」

確かに、現時点の目標は零回をぶっ潰す。だな。仲間が怖い。裏切られるかもしれない。
でも、そうこう考えてても、始まらないな。そう思った。でも、仮に姫になったとして私に、務まる気配がない。
でも、零回が最強になったのは私が入ったから。今、私が抜けた零回はそんな強くない。

「入るか?」
「入る。私に出来ることがあれば。」

雷閃を最強にしてアイツらを見返す。アイツらを地獄のそこにぶち落とす。嗚呼、️♡楽しみだなぁ、️♡