「ところで真白君は誰と走ったの?」
「そこでぶっ倒れてるシアン。お題は幼馴染。」
「へー、シアン君大丈夫かな?」
体力無。え、シアンの方が運動不足?でも、お題はどっちにしろ無理だったよね。
「俺、は、大、丈夫、だ。ハァハァ。」
「保健室行きますか?」
「大丈夫。」
僕の心配をしてよ。僕も疲れたんだから。シアンずるい。シアンなら、絶対3分後に復活してるはず。そう思った。
『綱引きの選手の皆さんは集合場所に集まってください。』
「行ってくるねー!!」
「「「気をつけてねー。」」」
シアン体力無いのに気をつけてねーっていう気力あるんだ。あ、シアンを安全な場所に引っ越さなきゃ。
「シアン、運動しろ。」
「してる。」
してる。っていう体力あるんなら大丈夫か。とりあえず、お水持ってこよ。その後、シアンは完全回復したんだとさ。