「ってな訳で集会始めるぞー」
「うっす」

集会、か。今日も短時間で終わるといいなぁ。家に帰って、早く絵を描きたいなぁ。

「昨日の情報にあったように零回は、今弱体化に、なってる。」
「そこで、どうするかだな。」

弱体化、。主戦力の私とロマ君と真白君を失ったからね。どうするか、。そこも悩み所。
どうするかって言われても、私には分からない。でも、一つだけ言える。そこら辺の暴走族を倒して吸収すれば、強くなれる。

「そこら辺の暴走族を、倒せば？」
「ごもっともだな。」

同じ事思ってた人いるんだけど。まぁ、そっちの方が早いし。でも、この辺の暴走族は全て零回に監視されて、喧嘩もまともに出来ないんだった。
遠いなら知り合いの暴走族いるけど、隣の街なんだよなぁ。…電話してみよっかな。集会終わったら。

「てか、暴走族他に何処がある？」
「しらね」
「同じく。」

皆知らないのか。あー、やっぱり今電話しよう！！えっと、あった。『来夏(らいか)』よし、電話しよう。電話の呼出音が耳に響く。ｶﾞﾁｬっと、出る音が耳に響いた。

『久しぶり〜！！千夏から電話珍しいね！！』
『久しぶり。相談事あるんですけど。』
『んー？なになにー？』

来夏の総長、楠ルウア。私が転校する前総長だった暴走族。連絡先消そうと思ったけど、念の為！！ってルウアが、聞かなくて取っといておいた。それが今役に立った。
現在雷閃は、50人のメンバーが、いる。来夏は、56人。入れば零回の半分だ。零回は、200人前後位。
零回の人数を集めようとすると零回に入ってる暴走族を倒さないと行けない。めんどくさいですしないけど。

『雷閃って知ってる？』
『うん！！知ってる！！』
『そこに入るってのは、どう？』
『わお。いいよ！！千夏の、頼みなら聞くよ！！』

なんだ、この可愛い人。電話越しだが、目をキラキラさせてる様子が伝わる。よし、半分は、確保だな。

『ほんじゃ、こっちの総長と交渉してみるね。』
『はーい！！バイバイ〜！！』