「お待たせー」
「3人何してたー?」

ウッ、ゲームしてたなんて口が滑っても言われないッ!!でも、ゲーム楽しかったなぁ。

「ゲーム。」
「楽しかった。」

修君and真白君、ちょっといい加減にしてぇ?!馬鹿正直に言うのがいるかい!!って、言わない私もあれだけどさぁ。

「いいなぁー、次は俺らも入れてよー?」
「分かりました。」
「千夏、2人きりでゲームもいいんじゃない?」

空廉さん、罪な男だ。かっこいいし。そこも羨ましいポイントだ。あんな男が頬を赤くして寄ってきてみ、理性外れガタイぞ。

「でもさぁ、学校やっぱり疲れたねぇ。」
「僕は、久しぶりの学校だったから疲れた。」

久しぶり、?なんで久しぶり?前の学校行ってなかったとか!!有り得そう。疲れたのは、私も一緒。クラスの視線が痛いもん。

「なぁ、千夏。これ、やる。」
「これって、昼の時のクッキー?」
「その、手作りだから、すべこべ言わず貰え。」

シアン君ギャップ萌え、。でも、あの時の彼の目優しい目だったな。居心地良いし。

「うん!!ありがとう!!」
「はい。そこイチャイチャしない!!」
「姫華君は黙ってて!!」

姫華君、イチャイチャしてないもん。ただ、クッキー貰っただけだし。空廉さんがめっちゃ嫉妬するかもしれないけど。

「…お前だれ?」

そう空廉さんが言った。そこの先にいたのは、思いがけない人物だった。