次の日。転校生が来た。雷閃の総長、若村空廉。おそらく雷閃の、全員が転校してきたのであろう。俺は思った。

「なぁ、玲太。」
「何?」

話しかけて欲しくないのにな。なんで、こいつは分からねぇーんだ。うざいし。正直、関わらないで頂きたい。

「お前1回死んだ方がましだ。」
「は?なんでた?死んだ方がマシなの?」

空廉だっけ、こいつ。俺の敵対なのになぁ。ロマもこいつの下に着くのか。千夏は、どうだ?こいつの下に着いたのか?

「はぁ、馬鹿か?千夏の事だよ。」
「なんで、千夏を知ってる?」
「あー、馬鹿だわ笑。俺の暴走族(チーム)に千夏が入ってるから笑。お前らのチームの情報仕入れるの早かったわ。」

あいつなんか要らないし、虐めっ子が。なんで、虐めっ子ばっかり入れるんだよ。雷閃。まぁ、零回にかなうものはいない。俺がいる限り。