極上ヴァンパイアは、彼女を溺愛して離さない


世羅くんが目を覚ましたのは、次の授業が終わるチャイムが鳴ったあとだった。


「ふわぁ~~」


チャイムがアラーム替わりみたい。


「あーあー、また寝ちゃったー」


ペロッと舌を出す世羅くんは、イケメンなのに母性をくすぐられるようなとっつきやすさを兼ね備えている。

これも生まれ持った才能なのかも。

おかげで男子があまり得意じゃない私でも、構えることなく話せて助かるんだ。


「もう3時間目が終わっちゃったよ?」

「うっそ! まじで!!」

「つかれてるんだね。お仕事大変なの?」


再びふわあとあくびするその顔には、たしかにつかれの色が見える。