「あれー? 今日も委員会?」


急いでお弁当を食べる私に気づいたみーちゃん。


「そ、そうなのっ。今日は集まりがあって」


なんてうそ。

本当は、理都くんと話がしたくて。


私、決めたんだ。

理都くんと契約するって。

理都くんの寿命のこと、このまま見過ごすわけにはいかない。

少しでも私にできることがあれば協力したいと思ったの。

いつもお昼休みにご飯を食べたらすぐどこかに姿を消してしまう理都くんのあとを追うために、急いでお弁当を食べていたんだ。


「保健委員も大変だね~」

「なんだかんだ仕事があるよね、おつかれさま」


と、みんなからねぎらわれたところで、理都くんが席を立つのが見えた。