唯一「私は寝てて知らなかったんだけど、お母さんが対応してくれたらしくって。」




ルナ「……昨日穂高さんの様子が変だったの。」

「唯一と学園祭の日に何かあったんだろうなーって思って。」




唯一「うん。」




ルナ「だから少しお灸を添えてやろうと……ちょっと意地悪言ったんだよね。」




唯一「ルナらしい。」




ルナ「多分そのせいで唯一の家に行ったんだと思う。」




龍我「必死だな。まぁ唯一を泣かせるぐらいだから相当酷いことしたんだろ。」




ルナ「えっ!唯一泣いたの!?もっと色々言えばよかった!」




唯一「言わなくていいよ。それに私が臆病で唯人さんに何も聞けないし、言えないのがいけないんだから。」




ルナ「確かに恋は臆病になるって言うけど、今回のはちょっと違うと思わない?」




唯一「え?」





ルナ「まぁ臆病になるのは何とかするとして、唯人さんの配慮の無さが問題と思うの。」

「だって彼女がいるのに別の女の人と二人で行動する彼氏って、普通ビンタされても文句言えないからね?」





龍我「そうだな。」





ルナ「その点に関して、龍我は他の女の匂いがなくて合格だった。」




龍我「だろ?唯一、今のうちに俺に寄り戻した方がいいぞ?」




ルナ「さりげなくアピールするな。」

「唯一、臆病になるのも分かるけど、1回あの店員との関係をはっきり聞いて来なさい。」




唯一「そうだよね。このままってわけにはいかないもんね。」