唯人「……何飲む。」



店員「チッ!鬼め!」

「私は……オレンジジュースで!」



唯一「……直ぐにお持ちしますね。」


店員「なんか唯一さん元気ないですよね?さっきと言い、何かあったんですかね。」




唯一「ちゃんと笑えてたかな。」


手で頬を触って口角を上げる。



ルナ「何?虫歯?」



唯一「違う!毎日寝る前に歯磨きしてるもん!偉いでしょ!」




ルナ「そんなこと自慢されても。」

「あの二人どこかへ行くの?」




唯一「私の交代の時間まで校内を見て回るって。」




ルナ「はぁ?普通彼女がいるのに女と2人で回るか?さすがにデリカシー無さすぎ!帰ってきたら一言言ってあげなきゃ。」




唯一「言わなくていいから。」




ルナ「なんでよ!」




唯一「嫉妬して、餓鬼みたいって思われたくないじゃん?」




ルナ「そんなこと思ってたの?唯一にしては意外だね。ちゃんと恋する乙女な悩みを持ってるんじゃない!他に何かお悩みなことはないの?」




唯一「あるけど、何から相談すればいいか分からない。」



ルナ「そんなにあるの?」




唯一「数えただけでも100はある。」



ルナ「嘘っ!?」




唯一「嘘。」




ルナ「……。」



真顔でこちらを見てくる。



唯一「だいたい10個ぐらい。」