お手並み拝見とばかりに、アシュレイは壁にもたれたまま事の成り行きを見守る。
ぶつぶつと不満を垂れ流すエリザを前にして、オスカーはようやく口を開いた。
「エリザ、僕たち終わりにしよう」
「…………え?」
「罪を犯した者が、王族の一員になれる訳ないだろ。君とはここでお別れだ」
「いや……まって。なにそれ……、ねぇ、待ってよ……」
「エリザ・バークレー。君に、婚約破棄を言い渡す」
「…………うそ……そんなの嘘よ」
「正式な通知は、王宮から君の実家に送る。それじゃあ僕はこれで」
「――ッ! 待ちなさいよッ!!!」
立ち上がりかけたオスカーの腕を、エリザがとっさに掴んだ。先程までのしおらしい態度は見る影も無く、豹変した彼女は悪魔のごとき形相だった。
「全部あたしのせいだって言いたいの? 馬鹿にするのもいい加減にしてよ!」
「な、なんのことだ。おい、そこの騎士、この女を止めろ! いだっ、いだだだ! 腕が痛い! 離せっ!」
「あたしが何でビクトリアに苛つくか分かる? 元はと言えば、全部あんたのせいよ馬鹿王子!」
「はぁ!? 僕のせいに――」
ぶつぶつと不満を垂れ流すエリザを前にして、オスカーはようやく口を開いた。
「エリザ、僕たち終わりにしよう」
「…………え?」
「罪を犯した者が、王族の一員になれる訳ないだろ。君とはここでお別れだ」
「いや……まって。なにそれ……、ねぇ、待ってよ……」
「エリザ・バークレー。君に、婚約破棄を言い渡す」
「…………うそ……そんなの嘘よ」
「正式な通知は、王宮から君の実家に送る。それじゃあ僕はこれで」
「――ッ! 待ちなさいよッ!!!」
立ち上がりかけたオスカーの腕を、エリザがとっさに掴んだ。先程までのしおらしい態度は見る影も無く、豹変した彼女は悪魔のごとき形相だった。
「全部あたしのせいだって言いたいの? 馬鹿にするのもいい加減にしてよ!」
「な、なんのことだ。おい、そこの騎士、この女を止めろ! いだっ、いだだだ! 腕が痛い! 離せっ!」
「あたしが何でビクトリアに苛つくか分かる? 元はと言えば、全部あんたのせいよ馬鹿王子!」
「はぁ!? 僕のせいに――」



