アシュレイは静かな声で、口を閉ざすエリザに語りかけた。
「どうやら俺たちには何も話して頂けないようなので、別の方をお呼びしました」
「…………」
「お二人でゆっくりお話下さい。――お通ししろ」
ジェイクが取り調べ室の扉を開く。
「オスカー殿下……!」
エリザは愕然とした面もちで、自分の目の前に腰掛けた婚約者を眺める。
「どうして……殿下がここに……」
「その理由は君が一番よく分かっているんじゃないか? 君にはガッカリしたよ」
「……待って……私は悪くない……何もしてないの……」
「騎士団の報告書を読んだよ。インクに付着していた香水は、調香師に依頼して作らせた一点物。筆跡も君の物だ。それに君の部屋を調べたら、同じような脅迫文が大量に出てきた。今日も明日も明後日も、送りつけるつもりだったんだろう?」
「そ、れは……」
エリザは何か弁明しようとしたが、適切な言葉が思いつかなかったのか、口を半開きにしたまま黙り込んだ。
涙をたたえて上目遣いにオスカーを見つめ、甘ったれた声をあげた。
「どうやら俺たちには何も話して頂けないようなので、別の方をお呼びしました」
「…………」
「お二人でゆっくりお話下さい。――お通ししろ」
ジェイクが取り調べ室の扉を開く。
「オスカー殿下……!」
エリザは愕然とした面もちで、自分の目の前に腰掛けた婚約者を眺める。
「どうして……殿下がここに……」
「その理由は君が一番よく分かっているんじゃないか? 君にはガッカリしたよ」
「……待って……私は悪くない……何もしてないの……」
「騎士団の報告書を読んだよ。インクに付着していた香水は、調香師に依頼して作らせた一点物。筆跡も君の物だ。それに君の部屋を調べたら、同じような脅迫文が大量に出てきた。今日も明日も明後日も、送りつけるつもりだったんだろう?」
「そ、れは……」
エリザは何か弁明しようとしたが、適切な言葉が思いつかなかったのか、口を半開きにしたまま黙り込んだ。
涙をたたえて上目遣いにオスカーを見つめ、甘ったれた声をあげた。



