おませな口調でため息をつくキャシー。桃色のドレスを着た可憐な少女を前にして、イアンは少し頬を染めている。
キャシーに淡い恋心を抱いているのは一目瞭然だった。
がんばれ、がんばれぇ……と念を送っていると、イアンがちらりと横目でこちらを見た。
私は片手を握り絞めて『頑張れ』と応援する。エールを受け取ったイアンが力強く頷いた。
「キャシー、とっても……綺麗だよ」
「えっ……あっ。その……ありがとう。あなたも素敵よ、イアン」
「あっ、ありがとう。嬉しいよ」
頬を染めてほほ笑み合う幼い紳士淑女。二人の間に漂う甘酸っぱい雰囲気。初々しい恋の予感に、見ているこちらまでドキドキしてしまう。
「キャシー、あとで僕とダンス踊ってください」
「ええ、もちろ」
「はあっ、親なしの孤児がダンスなんて踊れるのかよ!」
小馬鹿にしたような大声が、キャシーの言葉を遮った。甘酸っぱいムードが霧散する。
空気を読まないお邪魔虫の登場に、イアンとキャシーが揃って眉根を寄せた。
キャシーに淡い恋心を抱いているのは一目瞭然だった。
がんばれ、がんばれぇ……と念を送っていると、イアンがちらりと横目でこちらを見た。
私は片手を握り絞めて『頑張れ』と応援する。エールを受け取ったイアンが力強く頷いた。
「キャシー、とっても……綺麗だよ」
「えっ……あっ。その……ありがとう。あなたも素敵よ、イアン」
「あっ、ありがとう。嬉しいよ」
頬を染めてほほ笑み合う幼い紳士淑女。二人の間に漂う甘酸っぱい雰囲気。初々しい恋の予感に、見ているこちらまでドキドキしてしまう。
「キャシー、あとで僕とダンス踊ってください」
「ええ、もちろ」
「はあっ、親なしの孤児がダンスなんて踊れるのかよ!」
小馬鹿にしたような大声が、キャシーの言葉を遮った。甘酸っぱいムードが霧散する。
空気を読まないお邪魔虫の登場に、イアンとキャシーが揃って眉根を寄せた。



