そのときノック音とほぼ同時にドアが開き、アシュレイが姿を現わした。こちらに駆け寄ってきた彼は私とイアンをひとまとめに抱きしめる。
彼の外套から、ふわりと外の香りがした。
帰宅してすぐに使用人から事情を聞きつけ、外套を脱ぐのも忘れてやってきたのだろう。
私とアシュレイに挟まれたイアンは、ぎゅうっとハグされて「ゔへぇ、ぐるしいよぉ~」とちょっぴり笑った。
「あっ、ごめんな。つい」
「アシュレイ様、力つよすぎです」
「僕、いつもぎゅうって強くされるんだよ! 気をつけてよぉ!」
「はい、気をつけます……」
イアンからお叱りを受け、アシュレイがしゅんと肩を落とす。
精悍な現役騎士のしおらしい姿に、私とイアンがくすくす笑った。
「アシュレイ様、今日はお帰りが早かったんですね」
「ええ。仕事が早く終わったので」
「おかえり、アシュレイ」
「うん、ただいま」
アシュレイが帰ってきたことで安心したのか、イアンはすっかり泣き止んでいた。さっき私に話してくれたことを、今度はもっと冷静な口調で説明している。
彼の外套から、ふわりと外の香りがした。
帰宅してすぐに使用人から事情を聞きつけ、外套を脱ぐのも忘れてやってきたのだろう。
私とアシュレイに挟まれたイアンは、ぎゅうっとハグされて「ゔへぇ、ぐるしいよぉ~」とちょっぴり笑った。
「あっ、ごめんな。つい」
「アシュレイ様、力つよすぎです」
「僕、いつもぎゅうって強くされるんだよ! 気をつけてよぉ!」
「はい、気をつけます……」
イアンからお叱りを受け、アシュレイがしゅんと肩を落とす。
精悍な現役騎士のしおらしい姿に、私とイアンがくすくす笑った。
「アシュレイ様、今日はお帰りが早かったんですね」
「ええ。仕事が早く終わったので」
「おかえり、アシュレイ」
「うん、ただいま」
アシュレイが帰ってきたことで安心したのか、イアンはすっかり泣き止んでいた。さっき私に話してくれたことを、今度はもっと冷静な口調で説明している。



