怖くなった私は魔道具コーナーから出て、イアンは雑貨、私はアクセサリーコーナーを見て回った。
先程の高級魔道具を見たせいか、少しお高めの装飾品も安く感じてしまう。
魔道具店の隣になぜ雑貨屋があるのかしら? と疑問に思っていたけど、お客の金銭感覚をバグらせ、魔道具に手が出なかった客にはアクセサリー類を買わせる算段ね。
ふむふむ。ここの店主、なかなかやるじゃない――と私はひっそり商売の極意を学んでいた。
その時、ふと目にとまったブローチの前で立ち止まる。
真鍮の台座に青い宝石がはめ込まれた美しい逸品。私の好みドンピシャだ。
値段は少々お高めだけど、買えない値段じゃない。けれど、買っても付けていく場所がないのよねと私は冷静に考えた。
しばらく見つめながら、今の私には不要だわと自分に言い聞かせた。
振り向くと、用事を終えたアシュレイがイアンと一緒にこちらへ向かって歩いてきた。
「もう、用事は終わりましたか?」
「ええ、お待たせしました」
「じゃあ、雨も上がったみたいですし帰りましょうか」
「帰ろう!僕、お腹がすいたよ」
三人で店を出て辻馬車に乗り込むと、イアンはすぐに眠ってしまった。沢山歩いて疲れたのだろう。アシュレイの膝に頭を置いて爆睡している。
先程の高級魔道具を見たせいか、少しお高めの装飾品も安く感じてしまう。
魔道具店の隣になぜ雑貨屋があるのかしら? と疑問に思っていたけど、お客の金銭感覚をバグらせ、魔道具に手が出なかった客にはアクセサリー類を買わせる算段ね。
ふむふむ。ここの店主、なかなかやるじゃない――と私はひっそり商売の極意を学んでいた。
その時、ふと目にとまったブローチの前で立ち止まる。
真鍮の台座に青い宝石がはめ込まれた美しい逸品。私の好みドンピシャだ。
値段は少々お高めだけど、買えない値段じゃない。けれど、買っても付けていく場所がないのよねと私は冷静に考えた。
しばらく見つめながら、今の私には不要だわと自分に言い聞かせた。
振り向くと、用事を終えたアシュレイがイアンと一緒にこちらへ向かって歩いてきた。
「もう、用事は終わりましたか?」
「ええ、お待たせしました」
「じゃあ、雨も上がったみたいですし帰りましょうか」
「帰ろう!僕、お腹がすいたよ」
三人で店を出て辻馬車に乗り込むと、イアンはすぐに眠ってしまった。沢山歩いて疲れたのだろう。アシュレイの膝に頭を置いて爆睡している。



