「うわぁ! ビックリしたぁ」
「ちょっと! 終わったんなら声かけてよ!」
「ごめんごめん。だってるみが面白そうな話始めたからさ♪」
「そうそう。邪魔したら悪いなと思って待ってた♪」
ソファーの背もたれに肘をつく電車組。
謝られたものの、語尾に音符が付くくらいご機嫌口調で、悪びれた様子が一切ない。
むしろ……。
「いやぁ、まさかるみがあんなキュートな顔するとは。キュンキュンしちゃったよ〜♡」
「笑万、もし良かったら続き聞かせて?」
にやついた口元、キラキラな瞳。
嫌な予感がしたが、時すでに遅し。
解散するまでの数時間、怒涛の質問攻撃を受けたのだった。
*
空腹が目立ってきた夕方5時過ぎ。
バスで帰宅しながら、グループチャットに送られてきた写真を眺める。
高校生になって初の友達と、憧れのマドンナとの外出。
最初は緊張したけれど、フレンドリーに接してくれたおかげで、一気に不安が吹き飛んでいった。
「ちょっと! 終わったんなら声かけてよ!」
「ごめんごめん。だってるみが面白そうな話始めたからさ♪」
「そうそう。邪魔したら悪いなと思って待ってた♪」
ソファーの背もたれに肘をつく電車組。
謝られたものの、語尾に音符が付くくらいご機嫌口調で、悪びれた様子が一切ない。
むしろ……。
「いやぁ、まさかるみがあんなキュートな顔するとは。キュンキュンしちゃったよ〜♡」
「笑万、もし良かったら続き聞かせて?」
にやついた口元、キラキラな瞳。
嫌な予感がしたが、時すでに遅し。
解散するまでの数時間、怒涛の質問攻撃を受けたのだった。
*
空腹が目立ってきた夕方5時過ぎ。
バスで帰宅しながら、グループチャットに送られてきた写真を眺める。
高校生になって初の友達と、憧れのマドンナとの外出。
最初は緊張したけれど、フレンドリーに接してくれたおかげで、一気に不安が吹き飛んでいった。



