トン……トン……トン…… 教室の扉が開き、足音がする。 よし!今だ! 持っていたクラッカーを発射しようとした瞬間……。 「今日、優馬の誕生日でしょ?どっか寄ってかない?」 優馬とは別に女子生徒の声がして、急いで出るのを止めた。 「付き合って初めての誕生日だもんな。どこに行こうか」