「誰の頭がおかしいのか知らないけど、そんなに人の頭を心配してないで、自分の性格の悪さを心配してなさいよ!」







「へ〜」







ニコッと笑って耳元に口を近づけて――。






「お昼楽しみだわ」






「ひっ!」







やばい、怒っていらっしゃる。








そのまま水瀬は移動教室へと向かってしまったのだった。