「水瀬さんの渾身の告白!さぁ幸運の女神からの返事は!?」







司会者が会場をどんどん盛り上げていく。







「私――」








「待て!」







大きな声で待ったをかけたのは優馬先輩。








「お出ましか」







待ってましたと言わんばかりにニヤリと笑うその顔は若頭としての水瀬綾人そのものだった。