極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。

「そういう事か。うん、理解した。」

 紗代ちゃんはうんうんと頷いて、直後にふっと微笑む。

 でも、穏やかな笑みじゃない。

 何か楽しんでいるような、何かを企んでいるような……そんな微笑み。

 紗代ちゃん……何を考えているんだろう……。

 私は、ただ淡くそう思う事しかできない。

 ……だって、何か言える雰囲気じゃないもん。

 紗代ちゃんの雰囲気にはどこかブラックが混じっている気がして、聞こうにも聞けない。

 その時、紗代ちゃんが大きな声で私に宣言するようにプランを伝えた。

「そうと決まれば早いほうがいいよねっ。結衣、いつ告るとか決めてる?」

「ううん……まだ、そこまでは決めてないよ。」

「だったら尚更早いほうがいいか……。それなら、明日告るのは?」

「あ、明日……!?」

「うんっ。告白っていうもんはね、言っちゃえば早い者勝ちなの。氷堂はモテるし、例え結衣の仮彼氏っていっても告る女はいるはず。だからさっさと告ってさっさと付き合っちゃえばいいの!」

 そ、そういうものなんだろうか……。