「ひっ……お、お化けっ……!」 《どうしてここに来たの……ここには■■■■がいるのに……》 「ひぃっ、しゃべっ……!」 目の前がチカチカして、ぐりんと視界が回転しそうだった。 もう、我慢はできない。 体がガクガクと震えて、歯がガチガチと音を立てる。 力の入らない手を後ろに下げても、体は追いつかなくて、お化けが迫ってくるのに目を瞑ることしかできなかった。 《わたしが道を教えてあげる……だからにげて……》 「ひぃぃっ……! …………ぇ……?」 《早く……■■■■が来てしまうわ……》