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「……ホットドックとオレンジジュースを二つずつねぇ〜!」
「ありがとうございます」
私たちは半分見終わると、いいところで軽食やさんがあったのでここの名物であるホットドッグを食べようってことになって今は買ったところだ。
「星野さん、ここ座ろう」
「うん」
私がうなずくと、佐山くんは「ちょっと待ってね」と言いホットドックが乗っているトレーを私に渡すとベンチにタオルを引いた。
「星野さん、ここに座って」
「え、でも、タオル汚れちゃうよ」
「星野さんの可愛い服が汚れるよりいいよ。はい、座って食べよ」
そう言われて恐る恐るタオルの上に座るとオレンジジュースを一口飲んでからホットドッグを食べ始めた。



