(あれから一体、何日経ったのかしら……)
 
 えん罪で追放された私は、どこかも分からない病室に閉じ込められている。

 頑丈な鉄格子で覆われたはめ殺しの窓、金属がむき出しの分厚く重い扉。
 石造りの床は外気にさらされ、まるで氷のような冷たさで肌を刺す。
 
 固いベッドの上で、薄い毛布をまとって、私はうずくまった。

 毎日与えられる最低限の食事をとり、小さな窓から太陽が昇っては沈んでゆくのをじっと睨み付けて暮らす。

 最初のうちは日数を数えていたけれど、一ヶ月を過ぎた頃から、そんな無意味なことはやめた。