超ポジティブな委員長の桂木くん (短)

お助けマンをするのはいいけど、やりすぎには注意してね――と言おうとした、その時だった。

桂木くんの腕が、スイッと私の髪に伸びる。


「だから切っちゃったんですか?」

「へ?」

「長い髪。見ようによっては、お助けマンのマントに見えて、カッコよかったですよ」

「!」


真面目な顔で、真面目なトーンで。何を言うかと思ったら……。

少しだけ照れてしまった私に「ここで照れたら桂木くんの思うツボ!」と喝を入れる。だから明るく笑って、冗談めいて返事をした。


「やっだな~桂木くん。女子には”カッコいい”じゃなくて、”可愛い”って言うもんだよ?」

「……」

「やっぱり桂木くんにファンなんかいないでしょ?観念しなって。バレバレなんだから~」


あはは!と笑った、その時だった。

桂木くんは、メガネをとって私を見る。

そして――


「可愛いですよ?」