超ポジティブな委員長の桂木くん (短)

「それ……聞くの遅すぎない?」

「自分でも思ってます」


まったく、正直なお助けマンだ。

学校を目の前に、今、その話題を出したくないけど……。

ここで話してしまえば、過去のトラウマを乗り越えられるような気がして。少しずつ、胸の内を明かす。


「中学に入学してからも、ずっとやってたの……お助けマン。だけど、良い事をして目立つたびに、周りから反感を買っちゃって。つまり、出る杭は打たれるって事だよ。目立ち過ぎず、地味すぎず。っていう絶妙なラインがあるって事を、私は知らなかったの」

「……そうですか」


初めて聞く事実に、さすがの桂木くんも言葉少なだった。静かな桂木くん、珍しい。


「だからね。桂木くんも、」