「イチゴミルク、ココア、コーヒーや紅茶もあるが……」
「紅茶でお願いします……」
私は甘党じゃない。
全部普通、って感じ。
だから、甘いもの、苦いもの、辛いもの、それなりにイケる。
生徒会長は、苦党なのかブラックコーヒーを用意していた。
「待たせたな」
「いえ、全然…むしろ速くて、びっくりしました」
見ていたけど、すごい手際が良かった。
気も利くし、イケメンさんだし、すごいモテるんだろうな、と思う。
すでにそれは実感済みだけど……。
「えぇー、二人とも薄情だなあ」
「司……」
「雨、考えてみてよ。仕事頑張ってる俺らの目の前で、楽しくお茶してるんだよ?」
「俺も夜亞も仕事が終わってるんだ」
「俺と雨の前にある書類の量見えない!?」
目まで悪くなったの、と野坂先輩が言う。
なんだろう、生徒会長って……マイペース、なのかな?
でも、気を遣ってくれるし、周りもよく見ている。
仕事もすごく早かったし……。
マイペースか、そうじゃないのかよくわかんないなあ……。

