「? えぇと、洲守夜亞です。もしかして私のこと、知っていたりするんです?」
「………………ぃゃ、違くて……」
それよりも、どうして君はここに来たの、と尋ねられる。
「実は、校内を探検していて、ここがとっても素敵で、気に入っちゃったんです。そこに、あなたがいたから、どうしたのかなと気になって……」
「…………ふぅん」
小さく相槌を打たれて、わぁっと心のなかで喜んだ。
私のこと、警戒してたからなんだか打ち解けたみたいで嬉しい。
「あの、ここにいてもいいですか?」
「なんで僕の許可とるひつよーあんの」
て、ことは……いていいんだ。
なんかかわいい……。
私は花園にいる男の子と友達になった。
友達って思ってるの、私だけかもしれないけれど……。

