𝓼𝓲𝓵𝓮𝓷𝓽 𝓷𝓲𝓰𝓱𝓽 -気まぐれ猫を溺愛したい-


「......ねぇ、いいこと思いついちゃったの、あたし」

「......?」

「アンタさ、ここで怪我したり動けなくなってたりしてもさ。......ねぇ?」

「どういう、ことですか......?」

「えぇ、わかんないのか。いいよ、教えてあげる」




唇の端をゆがませて、それと同時に私の肩を押した。

......っ、ここ、階段......っ!




「———こういうこと」




体が後ろに傾いていく。

や、やばいやばい、落ちるっ......。

......どうする? 受け身を取るか、そのまま着地するか、何もしないまま落ちるか。




「......っ!!」




足を階段にぶつける。

どうしよう、着地は間に合わないっ......これ、このまま落ちる感じ......。


受け身を取ろうと、した時。




「......何をやっているんだ」

「女の子同士で乱暴? よくないと思うよ?」

「何やってんだ、お前ら」