恋の魔法は間違えないで下さい!

放課後、図書室。

「放課後も音葉ちゃんに会えるなんて嬉しいな」

穂高くんが幸せそうに笑っている。

穂高くんは本当に私に恋に落ちているようだった。

「えっと、穂高くん。私のどこが好きなの?」

「昨日の夜、急に音葉ちゃんが運命の人だと思ってね。今まで名前くらいしか知らなかったけど、この人しかいないって!」

やばい、完全に桜の魔法の影響だ。

これはもう正直に話して、謝るしかない!