自分の部屋に帰った私は、何故か無性に穂高くんに会いたかった。

きっとそれが答えだ。

でも、穂高くんは桜の魔法で私が好きなだけ。

桜の魔法を解いてもらおう。

そして、もう一度穂高くんに私に恋に落ちてもらうんだ。

私はあのしだれ桜の木まで走り出した。