恋の魔法は間違えないで下さい!

「私の癒しのお花!」

私は図書館を出た後、私はいつもの花壇で花を眺めていた。

穂高くんには寄る所があると言って先に帰ってもらった。

穂高くんは、

「いつまでも持つよ」

って言ってくれたけど、のんびりしたかったので断った。

ここ二日間で色々なことが起きすぎて、気持ちを整理したかったのでちょうど良かった。

にしても、桜の魔法ってなんなんだろう?

穂高くんにかかった魔法はいつか解けるのだろうか?

まだあのしだれ桜は咲いているだろう。

「うん、今度もう一度行ってみよう」

私は、花壇に向かって宣言した。