恋の魔法は間違えないで下さい!

放課後、図書室。

「あの、穂高くん!付き合ってることみんなには秘密にしてくれませんか!?」

「全然いいけど、なんで?」

女子の反感を買いたくないのと・・・

「奏斗にバレたくないから?」

「なんでそれを!?」

「ふーん、なるほどね・・・」



「気に入らない」



穂高くんが何かを小さな声で呟いた。

「何か言った?」

「ううん、なんでも」

穂高くんはそれ以上答えてくれなかった。