寝付けない夜、 君の隣

そんな憂鬱な気分になっていた時、洗い物を終わらせた涼が寝室に入ってきた。

「どうしたの。舞香悲しそうな顔してる…」

私の気持ちに気づいた涼までが辛そうな顔になる。

「ううん。大丈夫だよ、ちょっと疲れただけだから。」

そうして宥めた私は、逃げるようにお風呂へ向かった。

「お風呂入ってくるね。」