寝付けない夜、 君の隣

やっと泣き止んで、寝ようと言われたけど、どうしても伝えたいことがあった。

「ね、ね」

「ん?どーしたの」

おでこをコツンとくっつけて目を合わせてくる。

「…………すき」

恥ずかしかったけど、頑張って伝えた。

恥ずかし過ぎて、目を瞑ったら顎に手を添えられた。

チュッ

と、小さな甘い音が響く。

驚いて目を開くと、ニコッと笑った涼と目が合った。

「あいしてるよ」

顔が熱を持っていくのがわかった。