寝付けない夜、 君の隣

先に布団に入っていようと思いもう寝るだけになったので本でも読もうかと思っていたら、涼がお風呂から出てきた。

お風呂上がりもかっこいいなぁ、なんて考えながらアラームをセットする。

「もう寝るの?」

「うん。明日も早いから。涼は?」

「明日は午後から仕事だよ。」

いいなー午後なんだ。朝早く起きなくてもいいじゃん。羨ましい。

「いいなー」

「寝るのか。寝るんだー」

「うん。おやすみ。電気消していい?」

「いいよ。おやすみ」

早く寝よう。そんな気持ちでいた。