脱出することができなかった10人は再び食堂へ戻ってきていた。
それぞれ椅子に座り、みんなが結の方へ視線を向けている。
1年前に起こった出来事を、結はまたみんなに説明していた。
呪いのメールであること。
死体写真が届けば24時間以内に死ぬこと。
呪いの根源にたどり着いたものの、呪いを解くことはできなかったこと……。
「じゃあ俺たちはどうすりゃいいんだよ」
話を聞いていた哲也が吐き捨てるように呟く。
それはただの呟きだったけれど、結は責められているような気持ちになって俯いた。
すべて1年前に解決できていれば、今回のようなことはなかっただろう。
「ごめんなさい。私たちが、終わらせなかったから」
「別に結のせいじゃない。呪いに巻き込まれて、ここまで生き残ってるんだからすごいことだよ」
大河がすぐに助け舟を出す。
「解決方法は自分たちで探すしかないのかな。ねぇ、もっとなにかヒントはないの?」
美幸に聞かれて咄嗟に頭に浮かんだのは回避する方法だった。
チラリと大河へ視線を向けると、大河は真剣な表情で左右に首を振った。
それぞれ椅子に座り、みんなが結の方へ視線を向けている。
1年前に起こった出来事を、結はまたみんなに説明していた。
呪いのメールであること。
死体写真が届けば24時間以内に死ぬこと。
呪いの根源にたどり着いたものの、呪いを解くことはできなかったこと……。
「じゃあ俺たちはどうすりゃいいんだよ」
話を聞いていた哲也が吐き捨てるように呟く。
それはただの呟きだったけれど、結は責められているような気持ちになって俯いた。
すべて1年前に解決できていれば、今回のようなことはなかっただろう。
「ごめんなさい。私たちが、終わらせなかったから」
「別に結のせいじゃない。呪いに巻き込まれて、ここまで生き残ってるんだからすごいことだよ」
大河がすぐに助け舟を出す。
「解決方法は自分たちで探すしかないのかな。ねぇ、もっとなにかヒントはないの?」
美幸に聞かれて咄嗟に頭に浮かんだのは回避する方法だった。
チラリと大河へ視線を向けると、大河は真剣な表情で左右に首を振った。