「朝まで死体と一緒にいるつもり!?」
明日香が泣きじゃくりながら叫ぶ。
先生の死体も運転手さんの死体も、誰も触れられないまま放置されている。
先生の死体は糞尿を垂れ流しているから、異臭が強かった。
「そんなこと言ってもどうしようもないだろ?」
大河がなだめるように言うけれど、明日香はイヤイヤと左右に首をふる。
一刻でも早くこの施設から出たいんだろう。
だけど、今施設から出て下山するほうが命取りになることは、さすがにみんなわかっていた。
「わかった。それなら一度俺と一緒に外へ出てみよう。それで、下山できるかどうか確認すればいい」
そう提案したのは豊だった。
明日香の肩に手を置いて言い聞かせている。
「ダメそうならすぐに引き返すから、心配しないで」
とにかく明日香を納得させることにしたようだ。
結は不安な眼差しでふたりが合羽を着て施設を出ていくのを見守ったのだった。
明日香が泣きじゃくりながら叫ぶ。
先生の死体も運転手さんの死体も、誰も触れられないまま放置されている。
先生の死体は糞尿を垂れ流しているから、異臭が強かった。
「そんなこと言ってもどうしようもないだろ?」
大河がなだめるように言うけれど、明日香はイヤイヤと左右に首をふる。
一刻でも早くこの施設から出たいんだろう。
だけど、今施設から出て下山するほうが命取りになることは、さすがにみんなわかっていた。
「わかった。それなら一度俺と一緒に外へ出てみよう。それで、下山できるかどうか確認すればいい」
そう提案したのは豊だった。
明日香の肩に手を置いて言い聞かせている。
「ダメそうならすぐに引き返すから、心配しないで」
とにかく明日香を納得させることにしたようだ。
結は不安な眼差しでふたりが合羽を着て施設を出ていくのを見守ったのだった。



