死体写真2

「結は、俺のものだ」


大河の手が伸びてきて、咄嗟に身を避ける。


大河は優しくてかっこよくて、頼りになる存在だった。


それなのに今は怖くて怖くて仕方がない。


死体のフリをすれば助かるとわかっていたのに、毅を殺害したのだから怖くないわけがなかった。


身を避けた結に一瞬大河の目が険しくなる。


しかし、すぐに和らいだ。


「まぁいい。結はもう俺から離れることはできないんだから」


「え……?」


「だってそうだろう? 自分の勘違いで周りをパニックに陥れて、何人が死んだ? ちゃんとした回避方法を知っていれば、誰も死なずにすんだんだ」


「それは……っ!」