死体写真2

それを拾い上げる気力はもうなかった。


その場に膝を付き、両手で自分の体を抱きしめる。


「ゲームオーバーだな」


毅が結を見下ろして呟き、1人で下山を再開する。


待って。


置いて行かないで。


そう言いかけたけれど喉から言葉が出てくることはなかった。


追いかけて、下山して、そしてどうするつもりだろう?


タイムリミットは24時間以内。


それならもうここにいたって同じことだ。


さっきまで見えていた希望があっという間にしぼんで、結の前から消えていく。


毅の背中はどんどん小さくなり、それでも結を振り返ろうとはしない。


「どう……して……」


思わず呟く。


自分はここまで頑張ってきたつもりだ。


それでもダメなら一体どうすればよかったの?