大河の体はまだ温かい。


死んでなんかいないのに!


まるで大河を冒涜されている気分になって許せなかった。


何度も何度も毅の体を叩き、止めようとする。


「邪魔すんな!」


毅は結を容赦なくはねのけて、そして写真を送り返した。


そう、送り返すことができたのだ。


つまり、それは大河がすでに死んでしまったことを意味していた。