それは結も知っていることだった。
毅には溺死写真が送られてきて、それを回避するために由香里が犠牲になった。
「メールは何度でも送られてくるってこと?」
それなら、私にも……?
結は全身が冷たくなるのを感じた。
今までは1度メールが送られてくればもう送られてくることはないと思っていた。
でも、そうじゃなかった……?
愕然として言葉を失っている結をよそに、毅が大河の存在に気がついた。
そして目を大きく見開く。
「てめぇ……やっぱり生きてたのか! 哲也を殺したのはお前だろう!!」
一瞬にして顔に赤みが戻り、額に血管が浮き上がる。
勢いよく立ち上がった毅は大河の胸ぐらを掴んでいた。
「ちょっと、やめて!」
慌ててふたりの間に割って入ろうとするが、毅に突き飛ばされて尻もちをついてしまう。
喧嘩なれしている毅に大河が勝てるわけがない!
もみ合いになったふたりは互いにつかみ合い、山の中へと入っていく。
毅には溺死写真が送られてきて、それを回避するために由香里が犠牲になった。
「メールは何度でも送られてくるってこと?」
それなら、私にも……?
結は全身が冷たくなるのを感じた。
今までは1度メールが送られてくればもう送られてくることはないと思っていた。
でも、そうじゃなかった……?
愕然として言葉を失っている結をよそに、毅が大河の存在に気がついた。
そして目を大きく見開く。
「てめぇ……やっぱり生きてたのか! 哲也を殺したのはお前だろう!!」
一瞬にして顔に赤みが戻り、額に血管が浮き上がる。
勢いよく立ち上がった毅は大河の胸ぐらを掴んでいた。
「ちょっと、やめて!」
慌ててふたりの間に割って入ろうとするが、毅に突き飛ばされて尻もちをついてしまう。
喧嘩なれしている毅に大河が勝てるわけがない!
もみ合いになったふたりは互いにつかみ合い、山の中へと入っていく。



