「美幸!?」
結は咄嗟に叫んで駆け寄っていた。
しかし近づいただけですでに息をしていないことがわかり、足を止める。
美幸の隣に落ちているスマホに視線を向けると、画面が明るく光っていた。
「嘘でしょ。メールが送られてきてる!」
画面上には今の美幸と同じように倒れて、手首から血を那がしている死体写真が表示されていたのだ。
結はふらふらと後ずさりをしてその場に尻もちをついてしまった。
「メールが来てたのに、どうして誰にも言ってないんだ?」
呟いたのは少し遅れて到着した大河だった。
教室内の残状を見て顔をしかめている。
「いや、相談したのかもしれない。だけど裏切られたんだ。静のときみたいに」
豊が静かな声で呟く。
その視線は廊下に立つ毅と哲也のふたりへ向けられていた。
他のメンバーたちも疑いの視線をふたりへ向ける。
静を殺したという前科があるふたりへの疑念はあっという間に膨らんでいく。
「美幸の部屋に鍵をかけたのは、死体発見を遅らせるためだな」
「はあ? お前何言ってんだよ」
結は咄嗟に叫んで駆け寄っていた。
しかし近づいただけですでに息をしていないことがわかり、足を止める。
美幸の隣に落ちているスマホに視線を向けると、画面が明るく光っていた。
「嘘でしょ。メールが送られてきてる!」
画面上には今の美幸と同じように倒れて、手首から血を那がしている死体写真が表示されていたのだ。
結はふらふらと後ずさりをしてその場に尻もちをついてしまった。
「メールが来てたのに、どうして誰にも言ってないんだ?」
呟いたのは少し遅れて到着した大河だった。
教室内の残状を見て顔をしかめている。
「いや、相談したのかもしれない。だけど裏切られたんだ。静のときみたいに」
豊が静かな声で呟く。
その視線は廊下に立つ毅と哲也のふたりへ向けられていた。
他のメンバーたちも疑いの視線をふたりへ向ける。
静を殺したという前科があるふたりへの疑念はあっという間に膨らんでいく。
「美幸の部屋に鍵をかけたのは、死体発見を遅らせるためだな」
「はあ? お前何言ってんだよ」