翌日もまた雨が続いていた。
しかし昨日までの豪雨とは少し違うようで、風が柔らかくなったようだ。
結は部屋の窓から外の様子を確認して少しだけ胸をなでおろす。
この調子で天候が回復してくれれば、下山できるようになるかもしれない。
「どうしたの?」
先に起きていた明日香が布団をたたみながら聞いてくる。
「風が少しマシになったみたい」
「本当だ」
明日香は昨日の夜、教室内で月明かりを感じたことを思い出した。
あの時間帯は雲が晴れていたみたいだ。
「ちょっと、事務所へ行ってみようか」
「え?」
「電話線が直ってるかもしれないでしょう?」
結の提案に明日香が目を見開いた。
そんなこと考えてもいなかった。
この豪雨が続いている中でも、復旧作業はするんだろうか?
疑問に感じている明日香を横目に結は部屋の出たのだった。
しかし昨日までの豪雨とは少し違うようで、風が柔らかくなったようだ。
結は部屋の窓から外の様子を確認して少しだけ胸をなでおろす。
この調子で天候が回復してくれれば、下山できるようになるかもしれない。
「どうしたの?」
先に起きていた明日香が布団をたたみながら聞いてくる。
「風が少しマシになったみたい」
「本当だ」
明日香は昨日の夜、教室内で月明かりを感じたことを思い出した。
あの時間帯は雲が晴れていたみたいだ。
「ちょっと、事務所へ行ってみようか」
「え?」
「電話線が直ってるかもしれないでしょう?」
結の提案に明日香が目を見開いた。
そんなこと考えてもいなかった。
この豪雨が続いている中でも、復旧作業はするんだろうか?
疑問に感じている明日香を横目に結は部屋の出たのだった。