結の言葉にグッと奥歯を噛み締めて天井を見上げた。


みんなが集まる場所がどんどん失われていくことは避けたいけれど、自分は死体を運んだりしたくない。


それは全員が同じ気持ちだった。


「私は手伝う」


そう言ったのは明日香だ。


同じように豊も動き出した。


大河と結と明日香と豊。


4人もいればもう十分だった。


「あんたたちは手伝わなくていい」


明日香は残った美幸と静へ向けて鋭い視線を向けて言ったのだった。