「ん?」
「おはよ!」
「あぁ、おはよー皆さん」
「聞いてよ! この前の合コンでうさぴょんに良い人現れた!」
嬉しそうに話す南ちゃんに、ドキッとする。
南ちゃん……遊木くんに言っちゃうんだ。
いや、全然言っていいんだけど……
なんか、緊張する。
「え、すげ。漫画みたい」
「でしょでしょ! ね、うさぴょんっ」
「…あ、う、うん…!」
「どんな奴?」
真っ直ぐ私の目を見つめて遊木くんは聞いてくる。
……なんで、
なんで私はこんなにドキドキしてるんだろ…。
「えっと…穏やかで優しい人? 趣味が合って意気投合したというか…」
「へぇー」
「そんで今日の放課後にデートするんだって〜!」
「進展早っ」
「く、クレープ食べに行くだけだよ!」
「あはは、宇紗子顔赤い〜」
ニヤニヤと私の頬をつつく恵美によって更に身体の熱が増す。
このむず痒い感じ……今すぐ逃げ出したい。
「いいなぁクレープ。
三島〜なんで俺の事誘ってくんないの?」
「え」
遊木くんが平然とそんなことを言い出して思わずドキッとしてしまう。
なんでって……。


