ひだまりで誓う桜色の愛

クラスメイトの相談に乗ってあげたり、先生のお手伝いを率先してやってあげたり。


世話を焼くのが趣味で、自分よりも周りの人のことを一番に考える人です。

なので、滅多に弱音を吐きません。


そのくせ、メンタルはお豆腐並みで、テストで1点でも落とそうものなら、目の下にクマを作ってしまうくらい繊細な心を持っています。


きっとこの手紙も、涙目で読んでるんじゃないかな。


もし泣いてたら、涙をぬぐってあげてください。

私の代わりにたくさんそばにいてあげてください。

たくさんお話しして、色んなところに行って、楽しい思い出を作ってください。



「小っ恥ずかしいことをバラすなよ……」



鼻の奥をツンとさせながら読んでいると、隣から鼻をすする音が聞こえた。

真っ赤に充血した目から涙がこぼれている。


ちゃぶ台に置かれた箱ティッシュを取り、彼の頬をひと拭きして最後の1枚に目を通す。



あぁ、もう紙がないや。名残り惜しいけど、これで最後にするね。


8年間、長いようであっという間だったね。


ホワイトデーにもらったバウムクーヘン、すっごく美味しかったよ。

夏芽と真夏斗が来ちゃったからあまりイチャイチャはできなかったけど……最後にあーんし合えて嬉しかった。