「あぁ……うん」
「何月かは、覚えてる?」
「多分秋頃だったとは思うけど、月までは……。何かわかったの?」
「なんとなく、だけど……」
カレンダーアプリを開き、説明しながら高速スクロールで12年前に遡る。
ふと頭の中をよぎったのは、2人が仲良くなった日付。
以前沢村くんは言っていた。
陽菜さんは恋人でもありながら親友のような存在だったと。
何かしら数字を設定する時って、真っ先に自分の誕生日が候補に浮かびそうだけど……やっぱり、好きな人からの贈り物は特別だから。
陽菜さんも同じ気持ちなら、2人にとって1番思い出深い日──交流が始まった日を選ぶんじゃないかなって。
「入学式の日も考えたんだけど、1学期は会話なしって言ってたからさ」
「なるほど。ありがとう、ちょっとやってみる」
納得してもらえたところで再度解除に挑む。
読書といえば秋のイメージなので、10月から始めることに。
ダイヤルを1と0に合わせ、土日祝日を除いた日を試していく。
「どう?」
「ダメだ。10月じゃないみたい」
「何月かは、覚えてる?」
「多分秋頃だったとは思うけど、月までは……。何かわかったの?」
「なんとなく、だけど……」
カレンダーアプリを開き、説明しながら高速スクロールで12年前に遡る。
ふと頭の中をよぎったのは、2人が仲良くなった日付。
以前沢村くんは言っていた。
陽菜さんは恋人でもありながら親友のような存在だったと。
何かしら数字を設定する時って、真っ先に自分の誕生日が候補に浮かびそうだけど……やっぱり、好きな人からの贈り物は特別だから。
陽菜さんも同じ気持ちなら、2人にとって1番思い出深い日──交流が始まった日を選ぶんじゃないかなって。
「入学式の日も考えたんだけど、1学期は会話なしって言ってたからさ」
「なるほど。ありがとう、ちょっとやってみる」
納得してもらえたところで再度解除に挑む。
読書といえば秋のイメージなので、10月から始めることに。
ダイヤルを1と0に合わせ、土日祝日を除いた日を試していく。
「どう?」
「ダメだ。10月じゃないみたい」



